本日、当院は開業から5周年を迎えることができました!!
開業時は5年後のことなんて想像もできずに過ごしていましたが、あれよあれよと5周年です。
この間に病院もスタッフも、プライベートも大きく様変わりしましたが、ひとまず順調に過ごせているのは来院してくれる飼い主さんと動物たちのおかげ。
次ははるか先の10周年に向けて、より一層尽力して参ります。
写真は病院の土地を契約した日の、若かりし院長。
5年も経つと、どんどんおっさん化しますね。
カテゴリーアーカイブ: 日々の出来事
これで診察も歯磨きも怖くない・・・?パピークラスレポート
「犬のしつけ」というとみなさん何を思い浮かべますか?
「オスワリ」できること?「マテ」ができること?
今回も今までの「しつけ」という概念を崩すような、有意義なパピークラスを開催することができました。
11月25日、参加してくれたのは、ゆめちゃん・ポッキーちゃん・こじ郎くんの3頭です。
はじめにトレーナーの先生から「しつけ」「社会化」についてのお話がありました。
頭が柔らかいパピーの時期はあっという間に過ぎてしまいます。
この時期に色々なもの・人・場所を経験してもらうことが大切です。
今回も個性は色々。
はじめからフレンドリーでマイペースに遊ぶワンちゃん、飼い主さんからなかなか離れないワンちゃん。
怖がりなワンちゃんを無理に「遊びなさい!」と他のワンちゃんに近づけることは逆効果。
時間がかかってもいいので、少しずつでも自ら動きだすことが大事です。
床に色々と置いてあるのは足触りのトレーニングのためであったり、物に対してどんな反応を見せるかを観察して個性を把握するためです。
前回と同様、「オイデ」を練習、続けて「オスワリ」にも挑戦!
「オスワリ」というコマンドに無理に従わせるのではなく、「どうしたらごほうびがもらえるのかな?」とワンちゃんに頭を使ってもらいます。
そして今回は、歯磨きやトリミングの練習として、手にあごを乗せてもらう練習をしました。
ごほうび(おやつ)を上手に使って手のひらにあごを乗せてもらいます。
ポイントは「ワンちゃん自ら」あごを乗せてもらうこと。
飼い主さんが手をワンちゃんのあごの下に持って行っては練習になりません。
ここからステップアップして顔まわりを触る練習を重ねて「歯磨き」や「耳の診察」も抵抗なくできたら大成功です。
これから長い時間を共に過ごす家族であるワンちゃん。
このクラスがこれからの生活をより楽しく送るヒントになれば幸いです。
「しつけ」ってなんだろう?パピークラスレポート。
2月25日、当院に通って頂いている子犬ちゃんたちにお集まり頂き、パピークラスを開催しました。
今回は募集をしてからすぐに満員御礼となりました。
犬にとって生後3〜4ヶ月くらいまでの「社会化期」は、これからの人生(犬生?)に大切な時期。熱心な飼い主さんがたくさんいらっしゃることは当院にとっても嬉しい限りです。
今回参加してくれたのは、あずきちゃん・ポットちゃん・穂乃果ちゃん・しゅんすけちゃんの4頭。
まず一頭ずつフリーにして、慣れない環境の中でどう振る舞うのか観察です。
人が大好きで他の飼い主さんに熱心にアピールするワンちゃん、ちょっと慎重派で安全地帯からなかなか動かないワンちゃん、個性が色々です。「うちの子、臆病で困ったわ」と思っても、「がんばれ!」と無理強いしてはいけません。その子のペースで、時間をかけて見守ること、逃げ場を作ってあげることが大切です。
そしてワンちゃん同士ご挨拶タイム。
ここでも積極的な子、様子をとりあえず観察する子、様々です。輪に入っていけなくても、他のワンちゃんを観察することで勉強になるんです。
さらに、ワンちゃんを上手に褒める方法についてトレーナーさんに教えてもらい、ワンちゃんを隣の席まで誘導することにチャレンジ。
大切なのは「犬がわかる方法で褒める」「褒めるタイミング」です。犬はどうしても目線が低いので、それに合わせる必要があるのと、望ましい行動をしたときに瞬時に飼い主さんが反応して褒めてあげることが大事です。
例えば「呼び戻し(オイデ)」を教えたいとき、名前を呼んでワンちゃんがこちらを見た瞬間に「ヨシ!」など声で励ましてごほうびを見せる→近付いてくる最中も褒め続ける→こちらまでたどり着いたらさらに褒めてごほうび、という流れです。
床に様々なものが置いてあるのは足触りの練習のためでもあります。今回はビニールや紙袋、バーベキュー用の網など。
頭が柔らかいこの時期に色んな素材の上を歩いてもらい、大人になってもどんな場所でも平気になるように練習します。
最後にアキレス腱を咬みながらリラックス。
1時間半という短い時間でしたが、はじめのワンちゃんの様子との違いにスタッフも目を見張るものがありました。
パピークラス・ジュニアクラスともに不定期の開催ですが、当院に通われている方に優先的にご案内しています。
予約に空きがある場合、ホームページで募集のご案内をしますので、ご興味のある方はチェックをお願いします。
今回ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
パピークラスレポート♪
12月10日、久しぶりのパピークラスを開催しました。
あいにくの大雪でしたが、ルナちゃん・でんちゃん・さんちゃんの3頭のワンちゃんにご参加いただきました。
頭がまだまだ柔らかい子犬の「社会化期」、この時期に様々な経験をすることで、将来のキャパシティーがぐっと広がります。
まず先生のレクチャーを聞いてから、ワンちゃん同士ご挨拶。
飼い主さんもワンちゃんの動きや目線などを観察し、「ワンちゃんの気持ち」を色々と考えてみる練習です。
元気いっぱいのパピーたち、今度はリードを離してみて、みんなで遊ぶ様子を観察。
取っ組み合いをする子たちもいれば、マイペースを貫く子も。
それぞれの個性が見られます。
そしてこの時期に大切なのが「足触りの練習」です。
色んな場所を歩けるように、おやつも使いながら、様々な素材の上に乗る練習をします。
次に練習したのは「呼び戻し」。
名前を呼んで、飼い主さんのところに戻る練習です。
大切なのは「どうやったらワンちゃんに伝わるか?」ということ。
どんなに頭のいいワンちゃんでもやはり人間とは違う動物。
おやつを見せる高さ、声をかけるタイミング等々を先生にアドバイスしてもらいながら練習します。
オスワリもばっちり決まってます!
皆さん楽しんでレッスンを受けて頂いたようで、スタッフにとっても勉強になるクラスでした。
あっという間に過ぎ去ってしまう「社会化期」。
この時期どう過ごしたらいいか?をもっと当院も発信していきたいと考えています。
ジュニアクラス・2回目
先月に引き続き、ジュニアクラス開催しました!
今回も4頭のワンちゃんが参加、満員御礼!
参加犬は・・・ニッキーちゃん、チワワのくうちゃん、ナモちゃん、ジャックラッセルテリアのくうちゃんです。
まず始めに、ワンちゃんの「しつけ」とはどんなものかを先生が解説。
ジュニア犬といえばやんちゃな時期。ついつい「ダメ!」と言ってしまいがち。
叱ることも時には必要ですが、嬉しい行動をしてくれときに「いい子だね!」と褒めることが何よりもその子を伸ばすポイントになります。
そのことを頭に入れて近くの公園へお散歩。
寒い中でしたが、そんなことお構いなしに元気いっぱいのジュニア犬たち。
犬同士の挨拶を観察します。
エネルギーを発散したところで病院へ。
前回と同じく飼い主さんが出す「音」を使ってコミュニケーションを取る練習。
飼い主さんも熱心に耳を傾けて頂き、ありがとうございました。
また開催が決まりましたらHPなどでお知らせする予定です♪
ジュニアクラスの報告です。
今回は翔ちゃん、ひのでちゃん、くるみちゃん、黒助ちゃんの4頭が参加してくれました。
社会化期も過ぎ、徐々に個性も際立ってくるジュニア犬たち。
周りを気にせずマイペースにおもちゃで遊ぶ子、緊張で入り口ドアからなかなか動けない子・・・まずはワンちゃんの様子をよく観察することからスタートです。
それでもジュニア犬はエネルギーの塊!
みんな揃って近くの公園まで散歩に行くことになりました。
ワンちゃん同士、ご挨拶。
直接ワンちゃん同士で触れあえなくても、他のワンちゃんの様子を見ることも大いに学びになります。
病院に戻ってからは、おやつを使ってトレーニング。
今回は言葉ではなく、口笛など簡単にいつでも口から出せる音とおやつを連動させて、どんな状況でも落ち着けるようにするトレーニングです。
「言葉」だとどうしても感情を乗せがち。
そこで、いつもほぼ同じトーンになる「音」を利用します。
とは言え、急に完璧にやるのは難しいので、まずは音でアイコンタクトを取る練習しました。
おやつをあげるタイミングが重要。
犬の中で流れている時間はとても速いので、人間の集中力も試されます。
クラスが進むに連れて、はじめとっても緊張していたワンちゃんも徐々に自分から動けるようになりました♪
ワンちゃんたちは、これから長い時間をともに過ごしていく家族。
幸せな生活に向けてちょっとでもヒントになれば・・・と願わずにはいられません。
今後も不定期ではありますがパピークラス&ジュニアクラスを開催していく予定です。
HPでもお知らせしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
パピークラス開催しました。
4月30日(土)、パピークラスを開催しました!
生後4ヵ月齢くらいまでのいわゆる「社会化期」、色々なワンちゃんとの触れ合いも大切な経験です。
今回はまろちゃん、ナモちゃん、むぎちゃん、かりんちゃん、の合計4頭のワンちゃんが参加してくれました。
クラスのはじめ、積極的にクンクンにおいを嗅ぎながら探検していたワンちゃんもいれば、椅子の下に安全地帯を求めるワンちゃんも。
それでもおいしいおやつの力も借りつつ、少しずつリラックスできてきた模様。
「しつけ」というと「“オスワリ”や“マテ”などコマンドを出したときにそれに従うようにする」ということを思い描きがちですが、「飼い主さんとどれだけ幸せな生活ができるか」「どんな場所でも落ち着いていられるか」ということにも目を向けてみることも大切です。
これからも不定期ではありますが、パピークラス・ジュニアクラスを開催する予定ですので、HPをチェックしていただければ幸いです♪
2月はネコまみれ♪
このところブログのネタが猫に偏っていますが、今回も猫です。
猫の飼育頭数が、ついに犬の数を抜きそうで抜かなかったことがニュースになったりもしましたが、じわじわと猫ブームですよね。
出版業界でもブームに乗っかって、今年は例年になく猫関係の特集が多く組まれているようです。
当院では、来たる2月22日「猫の日」に向けて、待合の雑誌スペースに猫特集コーナーを設けてみました♪
an・anやクロワッサンの猫特集号や、「女性自身」ならぬ「ねこ自身」などなど、猫にまみれたコーナーとなっております。
特に院長のお勧めは「ネコペディア」。
ネコ専門の獣医師が教える、ネコに関するトリビアや、役立つ情報が満載です。
また、以前から継続中のねこ健診キャンペーンもいよいよ今月末で終了予定!!
気になった方はお気軽にご来院下さい!
天売島の猫
天売島の猫問題、ご存知でしょうか??
羽幌町の沖に浮かぶ天売島は、オロロン鳥やウトウなどの海鳥の貴重な繁殖地となっています。
ところが近年、島で増えすぎたのら猫によって、海鳥が襲われる事例が見られるようになってきました。
そこで天売島では、のら猫を保護して避妊手術を実施した後、ゆっくりと時間をかけて人に馴らしていき、最終的には里親さんのもとで家猫として生活できるようにするプロジェクトに力を注いでいます。
参考リンクは「天売島のネコ問題」をご覧下さい。
島には約300頭のネコが生活しているので、もちろんこのプロジェクトは簡単なものではありません。
北海道獣医師会をはじめ、多くのボランティアさんたちの協力で少しずつ進めているのが現状です。
当院でも可能な限りのご協力を、ということで、はるばる天売から2匹のネコちゃんが健康診断と予防のためにやってきました。
約5時間の長旅でお疲れの様子でしたが、特に三毛ちゃんの方は比較的人にも馴れている様子で、わりとリラックス♪
血液検査とエイズ・白血病検査、混合ワクチンに駆虫薬の投与と盛りだくさんですが、大人しく頑張ってくれました。
血液検査、ウイルス検査とも結果は問題なし!
天売島は隔離された環境が幸いしたのか、感染症のネコが極端に少ないそうです。
2匹はこのまま札幌の保護団体さんの施設で人に馴らす訓練をして、ゆくゆくは里親さんに譲渡される予定です。
里親にご興味を持たれた方は、「にゃん友ねっとわーく」さんのHPをご覧下さい。
ジャンボウサギの去勢手術
先日、ゆにガーデンさんのご依頼で、ジャンボウサギのわびすけ君の去勢手術を行いました。
秋田からお嫁さんのこまちちゃんとともにやってきた、ビッグな男の子です。
体重は4.8kg!一般的なウサギの約倍の大きさです 😯 😯 😯
ウサギの麻酔は犬や猫と比べると多少気を遣いますが、今回は導入・覚醒とも問題なし 😀 😀
体格が大きい分、肺活量も十分で、呼吸管理も比較的安心して行えました。
通常は猫用のマスクを当てて麻酔をかけますが、鼻先が大きくて入りきらないので、犬用のマスクを使用しています。
ウサギの精巣は細長いかたちをしていて、かつ軟らかいので、体格の割には比較的小さな傷で摘出することができました 🙂
わびすけ君はおっとりした性格ですが、一般にウサギの男の子はテリトリー意識が強く、多少攻撃的になったり、おしっこを飛ばすスプレー行動が見られることがあります。
去勢手術はこうした問題行動の抑制だけでなく、将来的な雄特有の病気(ウサギでは精巣腫瘍がときどき見られます)を防ぐためにも有効な手段です。
約10日前後で抜糸できるようになるので、それまではちょっとだけ我慢してエリザベスカラーをつけてもらいます。
抜糸が済んだらまたいつも通りお客さんと触れあえるようになるので、ぜひゆにガーデンまで会いにいってあげて下さい♪♪
☆余談ですが、ゆにガーデンのレストランはとっても美味しい&ヘルシーで、院長のお気に入りです♪